西宮市東山の住宅地に隣接する約14haの山林で「みどり豊かな森づくり」を目標に森のお世話をしています。
スギ、ヒノキの人工林、広葉樹林、草地、沢などの水場があり、それぞれの林分で見られる植生に配慮しながら、木を伐り、
草を刈っています。
そして、持続的な目標林の保全に繋げていく試みとして、地元名塩和紙の原料であるガンピを森の生き物と一緒に育成し、
森の生き物に学び、楽しみ、森を大切にする活動をしています。
2018年3月 理事長 中尾利子
▶ 5月 9日(木)9:00~12:00 東山台小学校3年生自然体験学習(葉の形)
▶ 5月11日(土)9:00~12:00(定例活動) ドンジリ通りのオオキンケイギク抜き取り(雨天時は5月13日)
▶ 5月12日(日)9:30~13:00 森のムッレ自然教室第1回
▶ 5月13日(月)~15日(水)9:00~15:00 トライやるウィーク
▶ 5月25日(土)9:00~12:00(定例活動) スギ林の林床整理(雨天時は5月27日)
▶ 6月 8日(土)8:30~11:30(定例活動) ドンジリ通り、棚田の草刈り(雨天時は6月10日)
▶ 6月20日(木)8:30~11:30(三木会) ガンピ植栽地の手入れ(雨天中止)
▶ 6月22日(土)8:30~11:30(定例活動) ドンジリ通り、棚田の草刈り(雨天時は6月24日)
・育成会の活動に興味のある方にご参加いただける様に、活動を公開しています。
・予定は急な変更もありますので、参加(見学)ご希望の方は必ず「お問い合わせフォーム」より連絡をしてからお越しください。
・道具類はお貸しすることができます。長そで長ズボン着用の上、軍手、飲物、タオルをお持ちください。
・(三木会)とは「さんもくかい」と読み、毎月第3木曜日に実施する活動で、森の生き物リストの作成や植生調査を行いますが、
整備活動を補う内容も実施しています。
曇り天気ですが爽やかな森の朝はラジオ体操から始まりました。
育成会のメンバーからロープワーク、「本結び」・「もやい結び」・「てこ結び」などを教わりました。
中学生もメンバーもゆっくりと教わってもすぐには上手く出来ません。何度も練習をしてなんとか出来るようになりましたが、若い人の方が記憶力はいいので明日も覚えているでしょうね。
ロープワークの実践として「なわばしご」を作製しました。9段ありアベマキの木に取付け、中学生3人他メンバー数人が、歓声の中、ぐらぐらする「なわばしご」を登りました。次に飾り結びを楽しみました。ロープではなく紐で、五本の指を使い「石畳結び」を教わりました。
真っ青な伐木日和の今日は朝から早速、力作業です。
小学校に置いてあった丸太を、小学校のトライやるの生徒たちとの連携で創造の森に運びました。ひとつ3〜4kgはあるでしょうか。ひとり何往復もして60個余りの丸太を運びました。
そして森の奥へ。今日の目的は伐木です。①まず細いヒサカキはそのままノコギリを横に引いて伐ります。②少し太いソヨゴの木、これは受け口と追い口を作り倒す方式を取りました。③太いヤマモモの木は、上の方にロープをかけ、他の木に回した後、木を伐りながら他のメンバーがタイミングを見計らいロープを引いて倒す方法です。大きな木が、音を立てながらゆっくりと倒れていく様はなかなか壮観です。
塩瀬中学校トライやるウィークが本日5月13日より始まりました。
本日はひとりお休みの子がいて3名の参加です。
初日の今日は生憎の雨で、午前中は山に入れず、座学からのスタート。プロジェクターを使い、森の保全活動についての説明や、ナシオン創造の森育成会の成り立ちや活動状況のお話を学生さんたちに聞いてもらいました。
その後、森で伐採された木の枝を使い、キーホルダーやうぐいす笛の作成です。それぞれに鋸をひいてキーホルダーのパーツになる部分を切り落としていきます。使い慣れない鋸に四苦八苦しながらも、とても楽しそうです。笛作りでも、それぞれに違う表情の鳥の顔を見比べたり、笛の音を聴き比べて楽しみました。
5月12日 日曜日、第1回目 ムッレ自然教室を開催しました。
1歳〜10歳の子ども22名
保護者とスタッフの大人22名
4月の体験会の時は桜が咲いていたのに、
森に入ってみると草が伸びていたり、
木の葉っぱが青々としていたり、
前とは何だかちょっぴり違った雰囲気
入ってみると
可愛い森の動物たちがお出迎え
連休明けの新緑の創造の森へ、東山台小学校3年生61名が来てくれました。
先生方4名、保護者13名、そして育成会のメンバー8名の総勢86名での今年度第一回目の自然学習は、見事な青空の下行われました。
初めての創造の森なので、まずは探検。どんな所だろう、何かいるのかな?何があるのかな?広いのかな?暗いのかな?怖いのかな?森の奥へと向かう道での会話も弾みます。
『あ、きのこ!』『あ、ムカデ!』『橋がぐらぐらする』『右は崖だから左を歩く』次々と森の謎が解き明かされていきます。
今回は約10名の班に分かれて、それぞれに育成会の会員が付き、珍しいものを説明していきました。触るとかぶれる漆の木、噛むと酸っぱいスノキ、鉄分でオレンジ色に染まった川の流れ、何かの動物の穴、ポイントで育成会員の説明をじっくり聞きます。
環境省は全国で500か所の「生物多様性保全上重要な里地里山」を選定しましたが、ナシオン創造の森がその一つに選定されました。
西宮市のHPでも紹介されています。
育成会結成から10年目にこのような里山に選ばれたことを光栄に思っています。
これからも整備作業に励み、ナシオン創造の森が次世代に受けつがれるよう頑張って参りたいと思っています。