今年最後の活動でした。
作業前のラジオ体操、チェーンソーの試運転、道具類の装備をして活動場所へ移動。
枯れているソヨゴの伐倒と背丈まで伸びたウラジロ刈りをしました。
ウラジロは鏡餅やしめ飾りに利用されていますが、長年放置しておくと背丈まで伸びジャンボウラジロになります。
今回はそういった所のウラジロが層を成し、枯れ葉も積もって藪状態になっていました。
背丈が高くて、茎が硬いキツイ作業で誰もが黙々と刈り進め何とか作業は完了しました。
ウラジロは長年放置しておくと、地面に陽が当たらず植物の芽が出てきたとしても、そこからは育たない。刈った後はウラジロも育ってきますが他の植物も育ってくれるものと思っています。
秋晴れのような暖かさのなか、紅葉が見頃のナシオン創造の森で開催しました「創造の森散策&やきいも」には28名のご参加のもと、コロナウイルス感染防止のため蜜にならないよう自由に散策していただきました。
受付で地図をもらってさあ出発です。
一人でのんびり写真撮影を楽しみながらの散策、親子でゆっくりハイキングを楽しむ家族、また仲の良いグループでお話ししながらの散策と皆さん思い思いの散策を楽しんでいただきました。
参加者が散策されている間にお祭り広場ではお土産用のやきいもをスタッフが熱い炎を浴びながら焼いていました。竹串を指して焼けたかどうか確認しています。こっちのイモはちょっと堅からもう少し焼こう、こっちは出来ていると炎を調整しながら50個近くのイモを焼き上げて皆さんにお土産としてお持ち帰りいただきました。
昨夜の激しい雷雨もすっかり治まり、少し寒い風が吹く12月1日(水)に、3回目の秋の自然学習を実施しました。
お父さんを含む12名の保護者と、今日は校長先生も一緒に創造の森へと出発です。
森の入口では、赤や黄色に染まった木々の紅葉が今を盛りにと、みんなを迎えてくれました。
おまつり広場からヒノキ林へと行く道は昨日の雨で滑りやすくなっているので、慎重に進みます。途中の川では、今日の為にと育成会の人が掛け直した新しい丸太橋を、恐々だけど楽しそうに渡って行きました。
ヒノキ林に着くと、班ごとに葉っぱの見本シートを持っていよいよスタートです。同じ形の葉っぱがなかなか見つけられない人は、育成会の人に助けてもらって9種類の形の葉を集めに走り回っていました。そして、集めた葉っぱを持っておまつり広場にもどりました。
おまつり広場では、ブルーシートの上で班ごとに画用紙の上に集めてきた葉っぱを貼り付けていきます。
同じような葉っぱを使っているのに、班によって違う色々なシートができたのには、びっくりです。
その後、育成会のIさんから、「動物と植物の違い」について、クイズ形式で楽しく説明していただき、それを真剣に聞き入る子供達の姿がとても印象的でした。
冬晴れの一日、赤や黄に紅葉した創造の森をみんな楽しんでくれたことでしょう。
いよいよ次は、最後の“冬の創造の森探検”です。また、姿を変えた森がみんなを待っていることでしょう。
杉林からスギを伐り出して、朽ちた橋の付け替えをしました。
安全に林内を利用するためには欠かせない作業です。
歩いても大丈夫なように木を一定の高さに固定しますが、同じ木は無く、試行錯誤しながら丸太を置いていきます。丸太8本を並べて橋らしくなった所で
最後の仕上げで石などを利用してしっかりした橋にします。
大変な労力です。
定例活動とは別にこの作業に長けた会員が見事に仕上げてくれました。
関西学院大学経済学部栗田研究室 Moribito班が、「若者の参入を促し、環境保全活動における高齢化・後継者不足を解決する」という理念のもと今回の企画を行い
11/3に環境保全活動団体12団体との次世代に向けたトークセッション。
そして昨日は各団体が行っている子供を対象にした自然体験学習がありました。
育成会は「森の木工屋さん」でクラフト作りをしました。
45名の子達が保護者に付き添われて、用意したクラフト4種類の中から好きな物を選んで作りました。
育成会は作り方を教えながら子達との交流を楽しみました。西宮市にいろいろな生き物がいる素敵な森があることをお父さんやお母さんかた聞いてくれたなかな。
作ったクラフトを見ながら森に思いを馳せ、森に遊びに来てくれないかな。
ガンピの生育に支障をきたすツタ、刺を持った植物などを取り除き、
ガンピの根元が土から出ているのは土を被せ、土が流れないように整えました。
日当たり、土の状態で生育に差は出ていますが、種も沢山採取でき順調に育っています。
作業が終わって久しぶりに谷筋通りから帰るとカマツカが紅葉し、他の木も黄色く色づき、所々に種子ができていました。
イヌザンショウ、ヤブムラサキ、ヒメヤシャブシ、イヌビワ、コバノガマズミ、ヒサカキなど。他の所ではコナラ、アベマキ、カキがありました。
スギ林の中では、いつもよりツルニンジンの花が沢山咲いたようで花被が取れて五角形の模様が見え中には種が入っていました。ここから北通りへ出るとサルトリイバラやノイバラの赤い実があり、どれも可愛らしく少しいただいて帰ろうと藪の中に入ると、なんと辺り一面フユイチゴの実が生っているではないですか。
まだ、誰も食べていないようでびっしりと綺麗に実が付いていました。
ひと房口に入れると「あまい!!」
今までここにフユイチゴがあるのは知らなかったです。楽しみが一つ増えました。
黄葉し始めたガンピと種子
ツルニンジン
フユイチゴ
一時の暑さから開放されて気持ちの良い活動でした。
今日は、2003年に「森の中にギャップを作ろう」ということで約100㎡の
枠内の植物を全て取り除き、どのような植物が育ち始めるのか調査目的で設定しました。
2014年まで調査をし、調査結果から稚樹や草本、落葉樹などが育ち易い環境にしていこうということで2015年にウラジロ、ヒサカキを取り除きました。
その後は手を入れないで今日まで来ました。
ギャップも含めこの周辺はR3年度から3年間、林野庁の「森林山村多面的機能発揮対策」交付金申請区域にしています。
今日はギャップの外側から整備に入り、背丈まで伸びたウラジロ、ソヨゴ、ヒサカキなどの常緑樹、枯れかけの松などを伐りました。
当初思い描いていた草本、落葉中心の林分と思っていましたが、ウラジロ、常緑樹の勢いは思っていたより強く維持していく労力が課題です。
久しぶりにアケビの果実をいただき、リース作りに使う蔦や、伐った木の利用をどうしようかと楽しんでいる皆は良い顔をしています。
10月とは思えない暑さの中、クリやカキの実が生り、足元にはドングリが落ちていました。
この体験会は森林整備の基本である木を伐る行為を通して、身近な山は人の手が必要であることを伝える目的で開催しています。
参加していただいたのは地元の大人11名、小学生4名で、育成会が用意した鋸、剪定バサミ、ヘルメットを装備し、手袋もはめて木を伐る準備万端整い伐採場所へ行きました。
木を伐る際の注意点を聞いた後に各班に分かれ、どの木を伐るか、伐った木の処理の仕方などを習ってから細い木から伐り始めました。
少し慣れてきた頃に【受け口】【追い口】と言った伐り方を習い、受け口を正確に伐るのは難しく、慎重に額に汗しながら伐りました。
出来た受け口の反対側から追い口を入れていきます。鋸を水平にして伐っていくとリーダーの「倒れるぞ~」の声と共に「メリメリ」と音をたててゆっくりと傾き、「ドッスン」と倒れると「お~~~!!」と周りから驚きの声が上がりました。
伐った後の株にはきれいな【つる】が残っていました。
このつるがあることで正しい伐倒で、安全な伐り方であったことが分かります。
伐った後の周りの様子を見ていただき、陽が林床まで届いていることから、こういった行為が「豊かな森」が育まれることを知っていただきました。
最後に使った道具類は綺麗に洗って片付けました。
今回の体験会はBayCom「週刊Bay ニュース」で放映されます。
放送日10/15(金)~10/21(木)