昨夜の強風と大雨により、「ドンジリ川」の水量も多く、いつも静かにサラサラと流れている水が、今日は「ゴゥゴゥ」と音を立てて流れていました。
天気は曇りで、気温はそれほどでもありません。
今日は、前回の活動の続きで、やり残した場所の草刈りをしました。
草刈はトライやるWEEKで生徒が「楽だろう!、と思っていたが、しんどかった」と言っているように、意外と「キツイ」ものです。
でも今日は曇りで、風もあり体は割合楽でした。
おかげで仕事もはかどり、お祭り広場周辺はほぼきれいに片付きました。
きれいになった広場周辺をご覧ください
そして、今日は昨夜の強風で「アベマキ」の枝が落ちており、そこに「どんぐり」の赤ちゃんが顔をのぞかせているのを見つけました。
これが10月末頃になると大きくなって、棚田中に、いっぱい落ちます。この落ちたどんぐりの光景も見事です。そのころにブログでぜひ皆さんに紹介したいと思います。
秋を楽しみにしてください。
さらにもう一つ。「エゴノキ」の白い見事な花が終わり、緑白色の若い実が入り口の階段横にいっぱい垂れ下がっています。
秋になると黒紫に熟します。この実は「ヤマガラ」の好物で果皮を器用に剥いて中の種を食べます。
果皮には、「エゴサポニン」と言う有毒成分があり、口に含むとえぐい。(名前の由来です)
また果皮をすりつぶしてペット・ボトルの水に入れて振ると白濁し、泡立ちして石鹸水になります。昔はこれを石鹸の代用に使っていたと言われますが、やってみたらほとんど汚れは落ちませんでした。
以上楽しい発見と、エゴノキの話でした。
5/23~27にナシオン創造の森でトライやるウィークの実習を行い、楽しい時間を過ごすことができました。
6月4日には、中学校での「トライやるウィーク報告会」で中尾理事長がみんなの健闘ぶりを報告し、その模様は塩瀬中学校のHP内の「校長のつぶやき」内に載せていただいています。
6月8日には、「お礼訪問」として10名の実習生がまた元気な顔を見せてくれました。
「普段の生活では体験できない事ができて、いい経験になった」と感想を発表してくれました。
丁寧に作られた「トライやる新聞」と「お礼状」までいただき、本当にうれしい思いで一杯です。
素直でまじめな10名が立派に成長してくれることを願ってやみません。
ぜひ、また創造の森に遊びに来てくださいね!
いよいよ最終日の5日目となりました。
心配された雨も朝方には止み、開始時刻の9時には晴れ間も見えました。
今日は、森への直接的な作業ではなく、森と関連したプログラムを実施しました。
午前のプログラムはロープ結びについて、古くは四国の「かずら橋」に見られるように里の人たちがロープのないころから「かずら」をロープがわりにして結びを生活の中で活用してきたことなどを学びました。
実習でのロープ結びでは「本結び」、「ひとえつぎ」、「巻き結び」を練習しました。中学生は理解が大変早く、全員が短時間でマスターできました。
そしていよいよこのプログラムのメーンであるロープで簡易な橋づくりに挑戦しました。
創造の森入り口の橋が通行できなくなったとの想定で、孤立側と救援側に分かれて協力しながら太いロープに悪戦苦闘しながらも先ほど練習した結び方を用いて橋を完成させることができました。
1回目は慎重に渡っていましたが、慣れると2回、3回と渡る人もいました。
橋の解体後には孤立側全員を無事救援することができましたので、備蓄食の缶入りパンを試食しました。
午後からは、室内にもどり5日間を振り返りながら、
里山は長い歴史の中で人が手を加えて作り出してきたもので、そこでは人と自然が共存できる場所だという事を再確認しました。
また、持続可能な社会のためにできることを考えてくる、という宿題もきちんとやってました。
節電、ごみの分別、公共の乗り物を使う、再生可能エネルギーを使う、殺虫剤を使いすぎない、森林保護の寄付金付きの商品を買う、エコバッグを使う、などたくさんの意見が出ました。
残りの時間で、創造の森で採取した材料で木工作をしました。
見本を見ながらも見本を超える発想力を発揮し個性ゆたかな動物などの作品が多く出来上がりました。最後に創造の森メンバー手作りのコーヒーゼリーをいただきながら感想を述べ合いました。
10人のみなさん、本当によく頑張ってくれましたね。
育成会にとっても楽しい5日間でした。これからも元気に中学校生活を楽しんでくださいね!
今日は蒸し暑い曇り空。
少し動くと汗が吹き出しますが、予定通り森での実習を行います。
昨日の続きになりますが
「小鳥通り」の整備に取り掛かりました。
写真のような階段が4段あって、森の展望台へとつながっています。
階段の両脇の植栽が伸びに伸びて真っ暗ですし、側溝は枯葉がぎっしり詰まっていました。
ハサミとノコとカマと熊手を上手に使って階段はどんどん明るくきれいに変身していきました。
今日は、3人の中学校の先生方が見学に来られ、生徒たちの活躍ぶりを見て感心されていました。
ホントは4区での活動を見ていただきたかったですけど。
ドンジリ通りの枯草もきれいに整理して、ようやく午前中の実習終了です。
伐るだけでなく、伐ったものの片づけも大切なことがよく分かりましたね。
ようやくお昼ご飯を食べ、食後に木登りをする元気な男子。アリマグミは折れなくて良かった!
午後は、4区に再び行って切り残しているものを、一気に片付けてしまうことになりました。
最後の実習となるので、午前中の疲れも忘れたようにみんな元気に山道を登っていきました。
そして、急ピッチで働きます。
道具の使い方もすっかり上手になり、自分で考えてどんどん作業を進めることができています。
本当によく頑張ってくれました!ありがとう!!
今日は午前中の降水確率が80%であったため、安心プラザで「樹の葉の検索」
として、創造の森にある6種類の樹の葉の見本を使って、樹木図鑑で「名前」を調べる方法を学びました。
結論から言うと、正解は「コバノミツバツツジ」「ヤブツバキ」「アベマキ」「アラカシ」「コナラ」「クリ」でした。
中でもアベマキとコナラ、そしてコバノミツバツツジを探し出すのに苦労したようです。
「つる性かどうか?」「単葉、複葉どちらか?」「葉が裂けているかどうか?」
「葉に鋸歯があるかどうか?」「葉の脈はどうなっているか?」などを調べ、図鑑の写真と、説明を読み、選択するのですが、見本の葉は、必ずしも図鑑の葉とピッタリ合っているわけではなく、変異があるので小さな違いは難しかったようです。
午後は、雨も降らないので、山に入りドンジリ川の「法面」の「オオキンケイギク」の「抜き取り」作業をしてもらいました。
みんなでやったら1時間も
かからず終了しました。下から見ると黄色の花は見えません。
次に「小鳥通り」のつつじの枝を思いきって「深く」剪定しました。
ごらんの通り、階段が見通せるようになりました。↓↓↓
今日は、気温もそれ程上がらず、昨日ほどつらくはなかったと思います。
さあ~、後2日間です。どんな体験が待っているでしょうか?
第一日目の午後からの樹の伐採練習は、結構大きな「ソヨゴ」を伐りましたが、今日は、第4区の隅に残っているおおよそ100平方メートルの中で、比較的細い「ヒサカキ」や「ソヨゴ」を一人当たり5本以上、つまり全部で50本以上伐採しました。
↓↓ 朝、活動を始めた時の写真(右の方の暗い部分が今日と明日の課題です) ↓↓
結果、写真の通り、ずいぶんと明るくなりました。生徒たちもBefore, After の違いに驚き、自分たちが明るくしたんだとの満足感と、前日習った、「なぜ樹を伐るのか?」を肌で実感したと思います。
連日の暑さで、育成会会員もヤヤばて気味でしたが、それ以上に生徒たちは慣れない作業で疲れたと思います。
途中「だらけた」場面もありましたが、昼食後は元気も出て、みんな最後まで放り出さず我慢したと思います。ご苦労さまでした!
森のトイレも進化しています。
囲いができました!
今年のトライやるウィークが始まりました。
5月13日に事前訪問として10人の実習生との顔合わせを済ませています。
トライやるウィークを通して、地元の中学生と交流できることを育成会はとても楽しみにしています。
今年も素直で前向きな中学生ばかりで期待が膨らみます。
さて、5月23日、1日目は座学からのスタートです。
「生物多様性」「地球温暖化」などの基礎的なお話から始まり、それを踏まえたうえで育成会は「なぜ、木を伐るのか?」「森を育てる意味」を理解してもらい、さらに実習に直接関係する「安全な木の切り方」を学びました。
結構難しい内容で、頭でっかちになったかもしれませんね。
午後から、創造の森に入りました。
ヘルメット、手ノコ、剪定ハサミなどの道具類を装着して、身支度も整えて今年の実習地へ向かいました。15分くらい山道を歩いてようやく到着。
午前中に習ったことを思い出しながら、直径10cmくらいのソヨゴの伐倒と枝葉の処理を体験しました。
暑い中、慣れない道具を使って慣れない作業、どんな気分だったでしょうか?
実習をしている傍らで、他の育成会メンバーは
今年初めての企画として、トイレを作りました
アウトドアの達人のYさんの経験の賜物です。
明日、明後日のここでの実習の時には
是非ご使用ください!
中学生が帰った後、お祭り広場で縦横無尽に走り回るヘビを発見しました。
体の模様から「マムシ」!?と驚いたのですが、スリムな体つきから「アオダイショウの幼蛇」と思われます。
少し蒸し暑いけれど五月晴れの5月19日、今年度1回目の春の創造の森探検が実施されました。
3クラス87名と先生4名を案内して出発です。
創造の森入口に着くと、咲き乱れたオオキンケイギクの黄色い花が子どもたちをお迎えです。本来、この花は外来種なので全部刈り取ってしまうのですが、青空に一面の黄色が映えて春の里山の雰囲気が子ども達にも人気なので、今日のためにそのままにしておきました。でも、明日には育成会が、できるだけ刈り取ってしまいます。
今回は第1回目ということで、学校の近くにある森なのにほとんどの子が行ったことがないので、自由に自然に触れ・感じてもらおうと、テーマを“創造の森大発見”としました。
ヒノキ林からスギ林、そして展望台を通っておまつり広場に戻り、そこで30分位自由に自分の目で植物や昆虫など自然の中で不思議だと思う物を探してもらいました。
採ってきた物は、会員に教えてもらったり、図鑑で一緒に調べてみました。虫やキノコで調べてもわからない物もあります。
そして最後に全員集まって、子ども達からの質問タイムです。
「質問のある人!」の声にあまりにもたくさんの手が上がり、びっくりです。
・ 栗の殻のイガイガはどうしてあるんですか?
・ ウラジロはどうやってみわけるんですか?
・ オオキンケイギクの中心のぶつぶつは、なんですか?
子ども達の疑問は尽きません。
手を上げた全員に答えてあげたいのですが、時間が来てしまいました。今日答えられなかった質問を育成会にお知らせいただければ、できるだけ返事をさせていただきますと先生にお伝えして、一路学校へと戻りました。
興奮気味の子ども達は、自然に触れてなにを感じ取ってくれたのでしょうか?
次回の夏の創造の森探検がとても楽しみになりました。
神戸市北区の山林かがやきの森で活動されています「里山和楽会」の方が12名
見学に来られました。
昨年12月に環境省から「生物多様性保全上重要な里地里山」に、和楽会も選定
され、育成会と同じ兵庫方式で管理されています。
「里山林の植生観察と調査・神戸市北区西丸山の里山林の実践報告と考察」の論文は「三木会」で植生調査の参考にしました。
育成会活動内容と地図を元に管理目標の説明をさせていただいて、スギ林、ヒノキ林、植生調査地、展望台、現在作業をしていく所と、約一時間、穏やかな明るい方たちと楽しく案内させていただきました。
育成会としては、見ていただくことで、活動の励みになり、他団体のお話しをお聞きする中で、気づかなかった点もあり、いろいろな方との交流はこれからも必要だと感じました。
4月23日(土)かねてより予定していた、樹木伐採の安全講習を行いました。
資料は一昨年「森を育てる部会」が作成した、「山の安全作業マニュアル」に沿って、既に「頭」では理解していることながら、改めて皆さんと共に実践を通して「体」で感じ、復習する意味で行なわれました。
伐採技術ももちろん大切ですが、何よりボランティアでは事故がなく安全に作業を終わらせるために、
「お互いの声掛け」が何より大切であることが、強調されました。
声掛けは大人にとってはヤヤ「小恥ずかしい」気持ちになるかもしれません。
しかしお互いにわずかな「気配り」「目配り」で事故につながる「ヒヤリ!」や「ハッ!」とするようなことは事前に防げるのではないかと思います。
ぜひ「気配り」「目配り」そして勇気を持った「声掛け」で安全確保に努めて頂きたいと思います。
4月15日天気がよいので、久しぶりに山で伐採作業をしました。
山に入る前に、棚田の2段目と3段目の石垣に「アリマグミ」が開花しているのを見つけました。アリマグミは六甲山系でしか見られない貴重種です。
ここのアリマグミは周りの「ナナミノキ」「アラカシ」、そして夏になると南側の「アベマキ」の葉陰になり陽の当たりが少ないので、太陽を求めて背丈だけがヒョロヒョロと高くなっています。そこで、西宮市の指導も得て、貴重種保全の観点から、周りの樹の枝などを伐採・整理して環境を少しづつ整えています。
昨年の秋に数個だけ赤い実を見つけましたが、今年は少し陽が当たるようになり、元気になって赤い実をたくさんつけるでしょうか?今から楽しみです
恒例の春のイベントです。
今年はコバノミツバツツジも、例年より早く咲き始めたので、当日の咲き具合を心配しましたが森の中では、ちょうど満開。
お天気も良く、最高のウォークラリー日和となりました。
街の住人でもある西宮自然保護協会会長の山田先生が、森の入口近くで育っている「コブシ」の解説をしてくださいました。この「コブシ」は鳥が落とした種から育ったもので今年初めて花を付けました。
たぬきのお父さんからの手紙で始まった「ウォークラリーin創造の森」。
手紙を解読されたチームから順に、地図とコンパスそしてコース上のポイント写真を手掛かりにウォークラリーをスタートしてもらいました。
コースは、「見どころいっぱいコース(1.5Km)」と
「ゆっくり散策コース(1.0Km)」の2つのコースのどちらかを選んでもらいます。
途中にある5か所のポイントでは、クイズにチャレンジしてもらいました。
チームごとの行動となったために少し不安げなチームもありましたが、すべてのチームが大きく迷うこともなくコバノミツバツツジが咲き誇る新緑の森を思い思いに散策していただけました。
無事にコースを歩いて、お祭り広場に戻ってきた人たちは思い思いの木工作を作って楽しみました。
ゴールの後は参加者に持ち寄っていただいた野菜いっぱいの団子入り豚汁をいただき、楽しい一日となりました。
参加頂いたみなさま、お疲れ様でした。また、次回のイベントでお会いしましょう!