青空の冷たい風の中で、育成会会員を含めて総勢55人のヤキイモ大会となりました。
焼き芋と豚汁が出来るまでの約90分間、小枝や木の実などを使っての木工作、中学生以上を対象にした間伐体験をしました。
創造の森では直火ができないのでドラム缶半分に切ったカマドが4つあります。
一つは大鍋2ツ使って豚汁を作りました。
後の3つは、持ち寄ったさつまいもを大、中、小と分けて焼きました。
木工作は見本を何点が作り、小さい子たちもお母さん方も楽しく、クリスマス飾りなどを作りました。
間伐体験は中学生一人とお父さん中心でヒノキ林で3本伐採して枝葉の片付けもしました。
子ども達はフカフカの落ち葉で遊んだり、枯れ葉を集めるお手伝いをしてくれたり、大人が思っていた以上に森の中で楽しんでいました。
美味しい豚汁とホクホクのお芋をいただいた後は「ためになる面白クイズ」に挑戦。
「生物多様性」を題材にクイズをしながら今の異常気象なども関係していることを教えていただき、子ども達には難しかったですがお父さんお母さんは興味深く聞いておられました。
全問正解の人には木工作の見本の作品をプレゼントしました。
毎回、「ヤキイモ」大会には大勢の申込みがあり、安全面で育成会が対応できる人数には制限がございます。お断りしました方々には大変申し訳ございませんでした。
今回、参加いただきました皆様、育成会員もご一緒に楽しませていただきましたこと御礼申し上げます。
ありがとうございました。
ナシオン創造の森では、秋になるといろんな種類のドングリや松ボックリやヤシャブシ、ツバキの実などが落ちてきます。
12月13日のヤキイモ大会では、それらを使って参加者の皆さんと工作を楽しむ予定です。
今日は、会員だけでその練習をしました。
どんぐりをきれいに洗って冷凍庫で殺虫処理して種類ごとに箱に入れて保管しているNさん。
ツバキの幹のプレート、形のいい小枝、消しゴムのスタンプ、様々な工具を準備してくれた今日の講師のIさん。
散歩の途中に材料になりそうなものを集めているOさんやTさん、みんな自然が大好きです。
Iさんの作品をお手本にして、各自で作ってみました。
ドングリどうしをくっつけるには?
安定して立たせるためには?
個性的な表情を作るには?
結構難しいのですが、みんな童心に返って和気あいあいと工作しました。
みんなの作品です。どうですか?
ヤキイモ大会の参加者の方たちはきっと、もっと上手に作ってくれることでしょう。
ひょうご森の日の全県イベントとして、ささやまの森公苑が主催する森のお祭りにひょうご森林ボランティア団体連絡協議会は竹細工、木工クラフト作り、森の案内などを来場者に体験してもらうブースを出しました。ボラ協の役員中心にしたブースのスタッフとして、育成会理事長・小西一郎も参加しました。
来場者はおよそ1000人くらいで、狭いお祭り広場では模擬店の食材が足りなくなるくらいの賑わいになりました。
↑↑おまつり広場の賑わい。左手の模擬店はジビエのカレーライスで1杯200円です。
ボラ協ブースは大衆路線ではなく、森公苑の自然を堪能しようとする自然愛好家が通る道上にあるため、混雑するほどではなく、お客さんは、ゆっくりクラフト作りを楽しんでいたようでした。森の案内は客引きをして、案内をしました。手の空いているスタッフは藤のツル、松ボックリ、ヤシャブシの実などの採集をしたり、他のブースの展示や販売を見て回ったり、模擬店で売っているものを食べ歩きをしたり・・・。
最後にささやまの森公苑長がお礼の挨拶を受け、公苑として初めての企画としては、大成功と講評で喜んでおられました。
↑↑ボラ協ブース、テント右端から2本の青いノボリは「ナシオン創造の森育成会」の旗
東山台のあちこちにも秋色の気配が濃くなってきた11月12日、今年度3回目の創造の森での自然学習が実施されました。今回のテーマは「秋の色さがし」で、10色の色見本ののったカラーシートと同じ色を森の中で見つけようというものです。
前回より多い28名の保護者の方の参加があり、子ども達の列に入っていただき一緒に創造の森へと出発しました。
前の晩に降った雨で枯れ葉や丸太橋が濡れて滑りやすくなっていたので「ゆっくり、気をつけてね。」と声をかけると、キャーキャー言いながらも楽しそうでした。
ヒノキ林に到着後、班ごとにカラーシートを持って色さがしのスタートです。赤・緑・黄は比較的見つけやすいのですが、難しいのは白色です。みんなで探し回っていてみつけたのが、朽ちた倒木にぎっしり並んで生えていた真っ白な“カワラタケ”でした。
また、柿の木のように一本の木に赤や黄、緑などカラフルな葉っぱを持つものもあり、どの子も袋がいっぱいになっていました。
ヒノキ林から再び丸太の橋を渡り展望台へと移動して、いよいよお楽しみのおにぎりタイムです。各班ごとにシートを広げ、美味しそうなおにぎりをほおばります。お母さんににぎってもらったしゃけ入りおにぎり、中にから揚げの入った豪華なおにぎり、朝から自分で作ったという子も何人かいました。
食べている途中にシートの下から毛虫が這い出してきて、一瞬大騒ぎになりましたが、自然の中だからこそのハプニングでいい思い出になったのではないでしょうか。
あっという間に時間になり、展望台からの小学校や東山台の景色を後に、一路学校へと戻ります。
創造の森の入口あたりに生えているアキグミには、今美味しそうに真っ赤になった実がぎっしりついていて、「食べたら美味しいよ。」と教えてあげると、みんなつまんで食べてみていました。グミ独特の少し苦味はありますが、よく熟していてとても甘くなっていました。中には、お母さんにおみやげにすると言って、袋にたくさん採っている子もいました。
今回は秋の創造の森を探検しました。いよいよ次は最後の冬の森です。植物も虫たちも冬ごもりしている様子を、楽しみに見に行きたいと思います。
兵庫県の森林と自然環境を守るために、兵庫県は森林ボランティアとそのリーダーを養成する森林ボランティア講座を毎年開講しています。この講座は、8ケ月間の全カリキュラムを受講しないと知事の修了証が与えられない厳格な講座なのです。
今回の講座の受講生は入門コース41名、中級コース17名、上級コース5名です。育成会から、中級コース(リーダー候補養成)に2名、上級コース(リーダー養成)に1名が受講しています。また、スタッフとして小西理事長が参加しています。
11月9日の講座は、午前中は「安全」に関して将来のリーダーとしての基本的な考え方を学びました。そしてチェンソーや刈り払い機などの動力機械の扱い方と安全操作について教えていただきました。
午後からは具体的なボランティア活動の中でどのように「安全確保」を実現するか、を班別討議して結果を発表しました。そして「ひょうご森の倶楽部」の福田さんが講評の中で、リーダーがボランティア活動の安全を確保するには、リーダーの「危険予知能力」に依存するから、「危険予知能力」をどのように高めるかを教えてくださいました。
この日は中級コース最後の講座であるため、中級コースの受講者の全カリキュラム修了者に兵庫県知事捺印の修了証が授与されました。上級コースは11月22~23日の地獄の宿泊研修後で、卒業できることになっています。
当日のすべてのプログラムが終わってから、主催者の兵庫県豊かな森づくり課の今里課長から卒業生へハナムケの言葉とこれからの活躍を祈念したお言葉をいただいて、今日一日行動を共にした上級コースの受講生やスタッフたちと共に記念写真を撮って解散しました
受講修了者は、これから、兵庫県森林ボランティアとして登録され、いろいろ県主催の行事に県職員の身内として期待されます。県から評価されるようなリーダーさんになれるよう、応援していきたいと思います。
秋晴れ(一時曇り)の下、2014年11月2~3日、東山台ガゼボ広場で、西宮市の「2014年フラワーキャラバン in 塩瀬」が開催されました。
西宮市花と緑の課が中心となって北山植物園、環境学習都市推進課、環境エネルギー推進課が主催し、東山台から育成会をはじめ社協東山台分区やナシオンクラブが協力出展をしました。
↑↑ 会場全景 ↓↓ 育成会のブース ↓↓
育成会は西宮市環境学習都市推進課のブース内に育成会の活動成果をポスター2枚にして掲示発表する機会を得ました。また、森の素材を使ったクラフトも実演販売しました。
育成会の活動で森が明るくなると、生えてくる植物の種類と個体数が増加することを実証したデータを発表しました。これによって、育成会の活動が現在の地球上で最も深刻な問題になっている生物多様性の低下を防止していることを立証できたのです。
育成会は、人間が人間らしく生きていけるために絶対に必要な森林の働きを正常にすることに少しでもお役に立っていることが実証できたことを大変うれしく思っています。
↓↓ 育成会発表のポスター
育成会理事長が副委員長を勤めて策定された「生物多様性にしのみや戦略」は2年前に発表され、環境学習都市推進課のブースで判り易く解説されていましたが、ブースへお越しの方たちに、育成会会員は育成会の発表内容と共に生物多様性にしのみや戦略についても見学者に説明させていただきました。
↓↓ 生物多様性にしのみや戦略の一部
クラフト実演販売は、大人にも子供にも人気があり、たくさんのお客さんが足を止めて、自然の材料で作ったクラフト作品を見て、ほほえましく思っていただけたことはうれしく思います。今後は他の自然の恵みや素材も取り入れて、いろんなクラフトを作り、見てもらうよう工夫していきたいと思っています。
↓↓ 森の木の実のクラフトと製作者の伊藤さん
一昨年の10月に育成会主催のセミナー「万葉集と植物」で、講師の服部保先生からいただいた「ぬばたま」(ヒオウギのタネ)から、我が家の庭で今年の夏おそく、見事に花が咲き、10月にタネを結実しました。
←2014/8/28 小西理事長宅の里山風庭園にて開花
「幅の広い葉が扇を開いたように並ぶことからヒオウギ(檜扇)という名前が付けられています。ちなみに檜扇とは、檜の薄片を扇状に合わせた板扇で、宮中の儀式に使われていたものです」
(四季の山野草より引用)
花は朱色でとてもあでやかで目立つ花で、お皿のように平たく花びらが開きます。
まほろばの里に立つ額田王のような美人にたとえられそうです。
ヒオウギの実の中には真っ黒な種ができ、万葉集の枕詞「ぬばたま」はこのことです。
ぬばたまの きそはかへしつこよひさへ われをかへすな みちのながてを 大伴家持
先生から頂戴した「ぬばたま」から、花が咲き、今年18個のタネが採れました。数に限りがありますが、万葉の優雅な世界に浸りたい方に少しずつお譲りします。
樹木医・今井三千穂先生は、福井県総合グリーンセンターの元研究部長で、現役時代から、ガンピのタネの発芽、ガンピ苗の栽培など、研究を続けてこられ、これまで困難であったガンピの人工栽培を可能にされた福井県の研究者です。
9年前にリタイヤされた後、ガンピ栽培だけでなく、気比の松原の松の保存などの指導に活躍されておられます。
一方、【ナシオン創造の森】では常緑樹を伐採して森を明るくすると、たくさんのガンピが出現してきました。
そこで、ガンピの研究を長年続けてこられた今井三千穂先生を【ナシオン創造の森】にご案内して、指導していただきました。
園路を歩きながら、かわいい「センブリ」を見つけられ
「光が少ないからヒョロヒョロと徒長しています。もう少し明るくしてあげて、採取した種をまくと増えますよ」
なども教えていただきました
指導会の後、今井先生と育成会は人間国宝の谷野武信さんの工房を訪問し、谷野さんから名塩和紙の製造や用途について説明を受けました。
現役時代から名塩和紙の里を一度見学したいとの夢がやっと叶えられたと、今井先生にはたいそう喜んでいただきました。
快晴の下、ハチ高原で開催された「ひょうご森のまつり」。
冬はスキー場になる高原に主催者発表6千人の来場者を迎え、賑やかに森の楽しみや大切さを味わったお祭りでした。
育成会も加入している兵庫県森林ボランティア団体連絡協議会のブースで育成会が活動してきた調査データを発表しました。
森を明るくすると、生物多様性度が高くなることを定量的に実証した内容に、井戸知事や環境創造部長・豊かな森づくり課長など環境行政の主だった方たちの訪問を受け、小西理事長の説明を熱心に聴いておられました。
また、今年ひょうご森のインストラクターの資格を取得した育成会の会員・伊藤さんは森のインストラクターブースで活動しました。森のクラフト作りの指導やヒサカキの葉っぱでお茶っ葉を作り、訪問者にお茶の接待をしました。
こちらのブースも井戸知事の訪問を受け、同会の山下会長が森のインストラクターの平素の活動を説明しました。ブースの訪問者は全部で90名にのぼり、平均3分に1人の割合で訪問があり、たいそう忙しい一日でした。
来年のひょうご森のまつりは上郡町で開催されることになり、開催旗を養父市長から上郡町帳に手渡されて、閉会となりました。
今日10月16日(木)は朝も昼間も、寒くもなく暑くもなく大変気持ちが良い一日でした。そんな時は、ナシオン創造の森の中で体を動かすのが一番!( そして安上がり! )
そこで、筆者はいろいろ作業をしました。
まず先週水が出なかった貯水タンクのチェックです。
タンクを開けてみたら満杯に水は溜まっていました。ただ、水の取水口のホースが外れそうで、また水が切れるといけないので、針金でしっかりと止めました。
次に腐葉土槽の「返し」を行いました。下までしっかり腐葉土が出来ていて3年目にしてようやく出来上がりうれしい!
(なんと貧弱で、いい加減!と思われるかもしれませんが)
最後にヤキイモ大会のたき火で使う薪割りです。あちこちにある古木、枯れ木、伐採木などを集めて大斧で割ります。
斧がなかなか狙った中心に当たらずコツをつかむまで「土掘り」を何回もしました。
あ~あ、今日は程よい疲れと汗で良く眠れそう!
10月9日 久しぶりにドンジリ川南岸の草刈をした。確か2年ぐらいやっていなかったので、イタドリなどの草が育ち大きくなり、刈り払い機でないととても難しい。
南岸の東の端から入り口の橋のところまで一気に刈った。刈った草の後始末が出来なかった。あと外周道路の舗道のコンクリート平板の間から伸びている草が気になったが時間無く出来ず。
ま~次の機会だな!
草刈では、ヌスビトハギの果実がズボンやら手袋にびっしりとついて家の中まで付けて入るわけにいかず、取るのに玄関の階段に座り込み、一つ一つ取らざるを得なかった。1時間半かかった。
誰か簡単に取れる方法知らないかな~?
平成26年(2014年)10月8日 夜7時26分自宅のベランダから撮った皆既月食です。
デジカメの約23倍で撮りました。この次の皆既月食は2015年4月4日午後9時頃らしい。
うっすらとしたオレンジ色で、何か模様が見える。ウサギの餅つきか? 子供の頃を思い出すな~
この間ナシオン創造の森で見つけた「ドングリ」で、ヤジロベイ、ドングリ独楽、テントウ虫、ドングリ笛を作ってみました。ドングリの工作は小学生以来で本当にひさしぶりで、結構楽しかったです。
ヤジロベイはドングリの大きさでバランスが狂ってくるので、同じ大きさのドングリを見つけるのに苦労しました。
独楽は中心を取ること、テントウ虫は大小さまざまなドングリを切ったり、つないだりしましたが、何せ小さいのですぐドングリが崩れてしまったり、割れたりしてこれが一番苦労しました。
工作で一番簡単のものは、ヤジロベイかな?バランスさえうまくいけばマーカーで顔を書いたりすれば小学生低学年なら結構面白いと思います。