11月10日、雨予報にも関わらず晴天となったこの日、JIA日本建築家協会近畿支部、建築倶楽の方々が創造の森で『もりあそび』というイベントを開催されました。
小学生の参加は5名、大学生、保護者、建築家の皆さまと合わせて16名が、創造の森にある材料、伐採した木や草をロープなどで組み立て『自分の居場所』を作りました。建築家の方々のアドバイスや発想を教えていただきながら・・・と思いきや、子供達の創造力はそれを超えるものがありました。大人の常識の中では思い付かない発想にびっくり!
試行錯誤した小さな小屋は、座ると頭が上に突き抜けるほど低い天井で、開いた穴から景色を眺めることができます。また、広い居場所を作った子供たちは、周りの枝木の壁で個室空間を作り、落ち着く居場所に変化させます。見晴し台のような居場所では、ぶら下がったヘルメットが二つ。それはココナッツの実なのだそうです。
森で自由に遊ぶ、今では理想郷のような自然の中の遊びは、現代の子供達には失われたものではなく、太古の昔から受け継がれた感覚だと確信しました。そして、言うまでもなく大人の私たちが楽しめる遊びでした。
終わってから居場所を解体し、集めた枝木や葉っぱはまた森の中へと返され静寂が戻りました。
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