2017年に生物多様性の講演を「人と自然の博物館」の橋本佳延先生に
していただき、6年振りに改めて生物多様性のことを学び、それをどのように繋げていけば良いのか、一般参加者と共に学びました。
午前中は先生からの「楽しみながら生物多様性を守るために知っておきたいこと」の講義を受け、時代とともに里山の求める価値は変化し、現在の人が里山に関わる理由の一つに環境の生物多様性があげられ、生物多様性について詳しく教えていただきました。
そして生物多様性が豊かな里山と長くつきあうには、活動の中で「自然、人、社会、安全」の4ツの要素を上手に整えることが大切であり、楽しく、長く続けるためにはこれらのバランスが重要であること。何より様々な団体に協力を求めることも必要であり、専門家の意見も聞くことが大切であることを学びました。
午後からは4ツのグループに分け、森に入って昼食をいただきながら自己紹介をし、少し打ち解けた所で森を散策しながら、複雑な地形を成す「ナシオン創造の森」の植生について先生から説明を受けました。
ギャップが出来ている所ではウラジロが繁茂し次世代の植物が育たない。林の層が高、中、低とあることで雨水がそれぞれの高さで受け止められて一気に流れないことなど。
尾根に近いなだらかな所では、種から育成したガンピが500本ほど育っており、その事について育成会から説明をしました。
実際にガンピの樹皮を剥がし、手では切れないこと、樹皮の内側は絹のように白く、これが和紙の原料になることを見ていただきました。
こうしているうちに下へ降りる時間になりお祭り広場に戻って、
班ごとに、見ていただいた森の事、これからのナシオン創造の森について話し合い、参加していただいた方々に、講演会の感想などをお聞きしました。
皆さん方からはとても暖かい様々な感想をいただき、普段の整備からのご褒美をいただいたと、感謝の気持ちで一杯です。
先生の講義はとても分かりやすく、これからの活動に役立てていきます。
皆様、本当にありがとうございました。
また、お目にかかれることを願っています。
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