10月26日(土)、前日までの雨も止み、曇り空ながらやや暑い朝を迎えました。
2017年,2018年と雨で中止した「木の伐採体験会」でしたが、ようやく実施の運びとなりました。参加者は、大人(男性)3名と、塩中2年生の1名です。
ノコギリなどの装備を確かめた後、準備体操、現地のヒノキ林まで行きます。
林では2班に分けて、それぞれ選定したヒノキ(径約20cm)を2本ずつ伐倒しました。一方は割合平地に近い場所、一方は斜面地です。まずヒノキの傾きを調べ、伐倒方向を決めます。
次に伐倒方向にひっぱるロープを出来るだけ樹の上部に結び、張ります。
さて次は「受け口」(伐倒方向に三角形の切り口を作る)を水平に設定して、ノコギリで切り取ります。
(水平に切ることはかなり難しいです)
できたら、今度は、反対側から「追い口」(受け口の三角形に向かって切込みを入れる事。)です。
この切込みで、傾きの読みと、「受け口」「追い口」伐り方が正しければ、ロープの引っ張る方向に伐倒できます。
参加者の感想は、雨で幹が湿っており、ノコギリが軽く動かなかったこと、伐倒した時の「ドス~ン」と言う、幹と枝が一緒に倒れ地面で立てる音が感動的だったとのことでした。
少し慣れた育成会の会員でさえ、今も樹が倒れる音には感動します。
倒れた後は、幹の「輪切り」(樹を一定の長さに切ること)をし一定の場所に積み、、枝・葉は20~30cmに切り刻みます。
これで、伐倒作業は終了です。一本全部処理するのに5~6人がかりで、約一時間ぐらいかかったでしょうか?
おそらく、ノコギリ作業は意外と「しんどい」ことや、山中での作業の大変さを肌で感じられたのではないでしょうか?
我々は、一本一本このようにナシオン創造の森に人の手を入れ整備をして、元気な森に維持したり、
結果として「生物の多様性」を保ち、増やしたいと願っております。
我々の小さな努力が、将来の世代に少しでも役立てば、うれしい限りです。
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