2~3日前から雪のちらつく日が続く2月2日、身を切るような寒さの朝、今年度最後の創造の森での学習が実施されました。今回のテーマは「生き物の冬の過ごし方」です。
今回も保護者の方に参加を呼びかけたところ、お父さんを含む28名の申し込みがあり教頭先生も参加されて、さあ出発です。
創造の森の入口を入ると、二三日前に積もった雪が所々に残り、そこにはっきりと動物の足跡が残っていたので、ひっそりと静かな森に子ども達の歓声が響き渡りました。
子ども達の第一声が、「わー!前と景色が全然ちがう!」。でした。秋には色とりどり葉をつけた木々で豊かだった森も、木々は葉を落し今はひっそりとしています。
冬の虫探しの注意点を聞いたあと、いよいよヒノキ林での虫探しスタートです。
各クラスでシートを広げてその上で土や腐葉土をふるいにかけて、卵や幼虫を探します。私達の心配などよそに、朽木の中でじっと冬眠している虫たちを次々と見つけてきます。オオゴキブリ、ヤスデ、ハチの幼虫、アリの巣・・・等、シャーレの中は見つけた虫でいっぱいになりました。
アッという間に時間は過ぎて、動かした石や土を元に戻して、いよいよお楽しみのおにぎりタイムです。小鳥のさえずりを聞きながら、寒さも和らいだ自然の中でおいしそうにおにぎりをほおばっていました。
その後、おまつり広場に戻って、今度はクラスごとに顕微鏡で捕まえた虫や卵を観察しました。
育成会が用意したイヌツゲの虫こぶをカッターで切ってみると、イヌツゲタマバエの黄色い幼虫が見つかったり、ヤブツバキのつぼみをカッターで切ると、ピンクの花びらや黄色いおしべがじっと春を待っているのが分かりました。
総評を聞いたあと、今回も質問タイムを取りました。
・ 冬眠から目覚めるのはいつですか?
・ 体温を保てる動物でも冬眠はするのですか?
子ども達の疑問は次から次へと出てきます。
春5月に始まったこの自然学習では、それぞれの季節を肌と足でしっかり感じ取ってくれたのではないでしょうか。
3年生での自然学習は今回が最後なので、今回見つけた卵や幼虫が成虫となって創造の森で飛び回るのを見せてあげられないのがとても残念ですが、創造の森はみなさんのすぐ近くにあります。イベント等の機会があれば、是非森の虫達や木々に会いに来てほしいと思います。
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