創造の森の尾根近くの森を整備し、4月に種から育てたガンピの苗を植えました。
将来は、和紙の原料として使うことを目的に栽培しています。しかし、植えたのはいいが、これでいいのか?
わからないことばかりでした。そこでガンピ栽培を確立された今井三千穂先生に岐阜県からお越しいただき「ガンピ勉強会」をいたしました。
ガンピのことを学ぶのだから、材料として和紙を漉いていらっしゃる方々にもお越しいただきご意見をお聞きしました。
まずは、今井先生が福井県美浜町菅浜のガンピ栽培をご指導なされているお話しをお聞きしました。
かつて菅浜のガンピは有名な和紙の原料産地で、再び和紙を栽培していこうとする取り組みでした。この中で栽培についての注意点など詳しく教えていただきました。
この後、育成会からガンピ栽培報告と栽培に至った経緯を説明させていただき、問題点を先生からご指導いただきました。
また、和紙を漉いていらっしゃる方から栽培後についてご意見をいただきました。
午後からは、栽培のきっかけとなった植生調査地B区で自然に芽生え成長しているガンピをご覧いただきました。
ガンピは陽性植物であり、陽を入れることで芽生えが見られ、旺盛に生育することが実証されている場として高く評価いただきました。
調査結果から得られたデータはこれからのガンピ栽培に役立てていきます。
この調査地から尾根に向って10分ほど歩いた所にある、
今回のガンピ勉強会の本題である「ガンピ栽培地」へ行きました。
227本のガンピ全てに番号札をつけています。
樹高約20㎝から70㎝といろいろありますが、平均樹高は約40㎝です。すべて葉の色は良く、元気に育っています。
先生やガンピを漉いておられる方々からはお褒めの言葉をいただき、2014年から始めた栽培に一安心しました。
しかし、皆さん方から、これから持続させていくための課題も出され、育成会はそれらをしっかり受け止め、地道に活動を続けて参ります。
とても充実し、多くのことを学んだ勉強会でした。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
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