「コアジサイの花」「ウツギの花」そして「ヒメコウゾの実」

今日は特別活動日で、上の棚田の草刈りをしました。

草刈は厄介な作業ですが、きれいな花を見つけてホッと一息つきました。

 

「コアジサイの花」アジサイ科アジサイ属

上の棚田は「スギ林」北側上にありますが、棚田の石垣の端に「コアジサイ」の花が満開でした。

コアジサイは普通のアジサイのような「装飾花」=ガク片がマリのように丸くなっておらず、白または淡青の小さな花だけの可憐なアジサイです。

そして大きな三角の「鋸歯」が特徴で、それほど大きな葉ではありません。何処から来たのでしょうか?創造の森ではここだけでしか見られません。

「ウツギの花」 アジサイ科ウツギ属

ウツギは「空木」と書きます。茎の中が中空になっているところから付いた別名です。

ドンジリ川沿い、森の入り口などにあります。写真のように昨年の実が今も着いたままです。

実の中の「種子」は1mmほどで10個ほどありますが、小さな種子の両端の翼で昨年中に風に飛ばされて今はありません。

「ヒメコウゾの実」クワ科コウゾ属

4月ごろに咲いた花から、写真のような実がなっています。

6月中旬~下旬には赤い「集合果」(多数の実が集まってキイチゴ状になっている果実) になります。

少し酸っぱくてあまりおいしいとは言えません。

以前ご紹介しましたが、ヒメコウゾの葉は、若木ではイチジクの葉を小さくしたように3~5分裂していますが、成木の葉は写真のように不分裂です。