身を切るような寒さの朝、今年度最後の創造の森での学習が実施されました。
今回のテーマは「生き物の冬の過ごし方」です。
今回も保護者の方に参加を呼びかけたところ、お父さんを含む25名の申し込みがあり、子ども達の列にお母さん方も入っていただき、出発です。
創造の森の入口を入ると、二三日前に積もった雪も解け、ひっそりと静かな森に子ども達の元気な声が響き渡ります。
子ども達の第一声が、「わー!前と景色が全然ちがう!」。でした。秋には色とりどり葉をつけた木々で豊かだった森も、木々は葉を落し今はひっそりとしています。
冬の虫探しの注意点を聞いたあと、いよいよスギ林での虫探しスタートです。各クラスでシートを広げてその上で土や腐葉土をふるいにかけて、卵や幼虫を探します。
私達の心配などよそに、朽木の中でじっと冬眠している虫たちを次々と見つけてきます。
クシヒゲムシの幼虫、コクワガタの幼虫や冬眠中のカエル・・・等、シャーレの中は見つけた虫でいっぱいになりました。アッという間に時間は過ぎて、動かした石や土を元に戻しておまつり広場に移動しました。
広場に戻ると、お楽しみの“おにぎりタイム”です。小鳥のさえずりを聞きながら、おいしそうにおにぎりをほおばっていました。
その後、クラスごとに顕微鏡で虫や卵を見てまたまた歓声です。虫こぶやヤブツバキのつぼみをカッターで切って断面を顕微鏡で見ると、何枚も葉を重ねた中に新芽や花がじっと春を待っている様子がはっきりと見られました。
今回も質問タイムを取りました。
・落葉は春になったら、どうなるの?
・虫はなぜ他の虫を食べるの?
・木の光合成とは?
子ども達の疑問は次から次へと出てきます。
春5月に始まったこの自然学習では、それぞれの季節を肌と足でしっかり感じ取ってくれたのではないでしょうか。
3年生での自然学習は今回が最後なので、今回見つけた卵や幼虫が成虫となって創造の森で飛び回るのを見せてあげられないのがとても残念ですが、創造の森はみなさんのすぐ近くにあります。
イベント等の機会があれば、是非森の虫たちや木々に会いに来てほしいと思います。
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