いよいよ最終日の5日目となりました。
心配された雨も朝方には止み、開始時刻の9時には晴れ間も見えました。
今日は、森への直接的な作業ではなく、森と関連したプログラムを実施しました。
午前のプログラムはロープ結びについて、古くは四国の「かずら橋」に見られるように里の人たちがロープのないころから「かずら」をロープがわりにして結びを生活の中で活用してきたことなどを学びました。
実習でのロープ結びでは「本結び」、「ひとえつぎ」、「巻き結び」を練習しました。中学生は理解が大変早く、全員が短時間でマスターできました。
そしていよいよこのプログラムのメーンであるロープで簡易な橋づくりに挑戦しました。
創造の森入り口の橋が通行できなくなったとの想定で、孤立側と救援側に分かれて協力しながら太いロープに悪戦苦闘しながらも先ほど練習した結び方を用いて橋を完成させることができました。
1回目は慎重に渡っていましたが、慣れると2回、3回と渡る人もいました。
橋の解体後には孤立側全員を無事救援することができましたので、備蓄食の缶入りパンを試食しました。
午後からは、室内にもどり5日間を振り返りながら、
里山は長い歴史の中で人が手を加えて作り出してきたもので、そこでは人と自然が共存できる場所だという事を再確認しました。
また、持続可能な社会のためにできることを考えてくる、という宿題もきちんとやってました。
節電、ごみの分別、公共の乗り物を使う、再生可能エネルギーを使う、殺虫剤を使いすぎない、森林保護の寄付金付きの商品を買う、エコバッグを使う、などたくさんの意見が出ました。
残りの時間で、創造の森で採取した材料で木工作をしました。
見本を見ながらも見本を超える発想力を発揮し個性ゆたかな動物などの作品が多く出来上がりました。最後に創造の森メンバー手作りのコーヒーゼリーをいただきながら感想を述べ合いました。
10人のみなさん、本当によく頑張ってくれましたね。
育成会にとっても楽しい5日間でした。これからも元気に中学校生活を楽しんでくださいね!
コメントをお書きください