今日6月2日(月)ドンジリ川の「オオキンケイギク」を刈払機で除草しました。
(ただし、法面=斜面のオオキンケイギクは時間が無くて、今日は出来ませんでした)
オオキンケイギクは「特定外来」植物で、他の草の繁殖を凌ぐ強い繁殖力のある草です。明治時代に日本にきて観賞用に栽培されていましたが、今では完全に野生化している草本です。
オオキンケイギクは多年草で、種子を飛ばして、環境によっては他の植物を押しやって増えていくので、本来なら、「根茎」から駆除せねば完全ではありませんが、種子結実の前に除草することでこれ以上の繁殖をくい止めているのです。
ですから、東山台小3の自然学習が済んだので、早速除草したわけです。
オオキンケイギクの大群落を見ると、写真のように、見事な黄色い花で楽しくなりますが、残念ながら指定の特定外来種として、今ではある生態系にとっては「害」となる草で、非情にも除草しました。
「オオキンケイギク」さん、ごめんなさい!
コメントをお書きください
雑草好き (日曜日, 08 6月 2014 14:42)
先日は外来種問題に無関心と決めつけるようなコメントをして失礼いたしました。
2〜3年前までは公共の公園でもオオキンケイギクが今は見頃とPRするところも少なからず見受けられ(今もありますが)、外来生物法がいかに知られていないかを痛感しておりこちらもそうかと思い込んでしまいました。
素人のわたしが駆除法についてアドバイスできるわけもありませんが、何年も前から国土交通省が駆除方法を研究しているのはご存知でしょうか。
河川が対象でそのまま当てはまるわけではありませんが、何らかの参考になるかもしれません。
河川における外来植物対策の手引き
http://www.mlit.go.jp/river/shishin_guideline/kankyo/gairai/pdf/tebiki00.pdf
千葉大学の小林達明先生が以前公開されていた資料は防除計画の立て方について分かりやすくまとめたものですが、今は一般に公開されていないようです。
ただし以下のキーワードで検索するとパワーポイント書類をダウンロードすることが出来ます。
侵略的(外来)植物への対処 小林達明
ちなみに小林先生は特定外来生物の選定にあたった専門家グループのメンバーです。
http://www.h.chiba-u.jp/gakubu/personal/ryokuti/kobayashi.html
ナシオン創造の森 育成会 森を育てる部会長 伊藤 洋一 (月曜日, 09 6月 2014 22:27)
雑草好きさんへ
コメントとご助言ありがとうございました。
早速、国土交通省のサイトを開き、読みました。
結果、当育成会の方法は国土交通省の方法の「抜き取り」「刈取り」に相当すると思います。
4つある対策の内、「表土の剥ぎ取り」「地盤の切り下げ」は当育成会では人的、資金的また場所的にも無理ですので、今やっている「抜き取り」と「刈取り」方法を複数年継続することで、様子を見たいと考えています。
ありがとうございました。今後ともよろしくご指導のほど願います。