定例活動 12/23(土)

「松の林」を目標としている林分の作業でした。

マツノザイセンチュウによって一時は沢山の松が枯れてしまい、枯れた松が所々林床に放置されていたのを片づけました。

これと同時に松を主に育てるためにネザサの刈り取りとヒサカキ、アラカシ、ツバキの中木を伐りました。高い位置に松があり、その下に現在育っているクリ、エゴノキなどの落葉樹を残しました。

活動前:ネザサに覆われた林床

活動後:林床が現れました


すっきりと林床まで陽がよく当たるようになり、松の実生も見られることから、数年でマツ林が復活するのではないかと思っています。

今年も事故もなく無事活動を終えることができました。

多くの方々に森の活動を応援していただきありがとうございました。

来年もよろしくお願い申し上げます。

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やきいも大会 12/9(土)

 毎年恒例のやきいも大会は、持ってきていただいたサツマイモを、森林整備で伐った木を薪や柴として利用して焼き、ヤキイモができるまでの間にいろいろなプログラムを用意してきました。

 

 プログラムを考える上で基本となっているのは、育成会の活動を皆さんに知っていただくこと。

そのうえでどのようにすれば森の楽しさを体験していただき、活動に関心を持っていただくことができるのか、毎回試行錯誤しています。

 

今回は

1.森の散策

2.木工クラフト

3.焼き芋、豚汁、おにぎり作り

と3つのプログラムを用意し、参加者の方々はそれぞれ希望のプログラムを体験していただきました。

 森の散策では、森を一周しながら育成会が設定している管理区分ごとに案内し、そこで見られる目標とする植物にするにはどのような管理をし、実現しているのかお話しさせていただきました。

木を伐ること、草を刈ること。また木を伐らない所もあることを知っていただき身近な森の様子を体験していただきました。

 

 木工クラフトではクリスマスリースとマツボックリのツリーを作りました。

材料のほとんどは創造の森や近くの山で集めた自然の素材です。

森の中ではやっかい者のツルや地面に落ちた木の実などがステキな作品に姿を変えました。

リースに木の実を固定するのが少し難しかったのですが、大人も子どもも、デザインを考えながら根気よく完成させておられました。

 

そばにあるイロハモミジの葉がハラハラと舞い降りて、風情のある空間で作業することができました。

 


3つ目のプログラムでは火を熾すことから始めました。

飯盒をつかってご飯を炊いて、おにぎりにし、豚汁は大きなお鍋二つに育成会専属シェフTさんが作り、ヤキイモは熾火の中に芋を入れてじっくり焼きました。

どれもとても美味しくいただきました。



森林整備をすることで多くの恵みをもたらせてくれますが、今回の3つプログラムはそのほんの一部分でしかない中で

皆さんに楽しんでいただき、育成会員も楽しませていただきました。

 

ご参加いただきました皆様ありがとうございました。

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女性会員の華々しいデビュー 「チェーンソーの初作業」 11/11

11月11日は山の定例活動でした。

先日チェーンソーの講習を終えたばかりの女性会員2名が、華々しく山の作業でデビューして、2本の杉の間伐を行いました。

当たり前ですがチェーンソーを安全に動かすことに気を取られ、周囲への安全がややおおろそかになっていたきらいがあったものの、初戦=デビュー戦としては先ずは合格点ぎりぎりと言うところでしょうか?ま~初戦は緊張するのは当たり前で、安全に終わったことが何よりの成果でしょう。


 

これから新しいチェーンソーも購入予定で、やる気満々の女性会員には、大いに期待し、注目しています。

間伐の様子を写真で紹介します。(写真を見て指摘される点があるかもしれませんが、「デビュー戦」と言うことでご容赦の上、暖かく見守っていただきたく思います)

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東山台小学校3年生自然学習 ”葉にはどんな形があるのかな?” 11/10

 10月は雨の日が多く、気温の変化も激しかったので当日まで天候が心配でしたが、久しぶりの穏やかな秋晴れとなり、ほっとしました。

 お父さんを含め40名の保護者が参加されました。保護者参加は2回目ですが、前回よりも多くなっているのは、うれしい事です。

 創造の森入口からの道も3回目なので、回りを見渡す余裕があるのか、秋色に染まった森に季節の変化を感じてくれたようでした。

ヒノキ林までの道は落ち葉で敷きつめられ、ふかふかした道の所々にイノシシの掘った跡が見られました。

 

 ヒノキ林に到着すると、先生から各班に葉っぱの見本シートが配られ、今日のテーマの葉っぱ集めです。すぐに見つかる形の葉はいいのですが、見つけるのに苦労している班には育成会の会員が少しお手伝いしました。

 9種類の形の葉っぱが見つかった頃、お楽しみの“おにぎりタイム”の時間です。好きな場所にシートを敷いて、お母さんににぎってもらったおにぎりをほおばります。寒さも和らぎ、暖かい陽射しに包まれてとても気持ちのいい時間でした。

 その後、おまつり広場に戻って各クラス毎に集めた葉っぱを画用紙に分類して貼り付けました。それぞれにとても個性的なシートの完成です。


そして最後に子どもたちからの質問タイムの時間です。

「質問のある人!」の声に元気に手があがります。

・  どんぐりの殻斗(かくと)の中にある赤い物はなんですか?

と、いきなりの専門的な質問には、会員一同びっくりしました。これは虫の卵だという説明に、持って帰って観察してくれるといううれしい返事でした。本当に虫が好きなんですね。

 

・  いい香りのするこの木はなんですか?

和菓子の楊枝に使われる“クロモジ”です、との回答

 あっという間に学校へ戻る時間です。

今日集めた様々な形の葉っぱやカラフルな葉は、学校へ持って帰って工作をするそうです。どんな作品ができるか、楽しみです。

 

創造の森探検も残りはあと1回、次は“冬の生き物探し”です。1年の自然界の変化を、肌で感じてもらえたらと思っています。

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