西宮市東山の住宅地に隣接する約14haの山林で「みどり豊かな森づくり」を目標に森のお世話をしています。

スギ、ヒノキの人工林、広葉樹林、草地、沢などの水場があり、それぞれの林分で見られる植生に配慮しながら、木を伐り、

草を刈っています。

そして、持続的な目標林の保全に繋げていく試みとして、地元名塩和紙の原料であるガンピを森の生き物と一緒に育成し、

森の生き物に学び、楽しみ、森を大切にする活動をしています。                              

                                                                           2025年5月  代表理事 浜ノ上史子


2025年5月、6月の活動予定

 ▶ 5月10日(土)  9:00~12:00(定例活動) ドンジリ通りオオキンケイギク抜き取り(雨天時は5月12日)

 ▶ 5月24日(土)  9:00~12:00(定例活動) ドンジリ通り草刈り(雨天時は5月26日)

 ▶ 5月25日(日) 10:00~15:00(イベント)「伐採&馬搬体験@創造の森」(雨天中止)下記参照

 ▶ 6月14日(土) 8:30~11:30(定例活動) ドンジリ通り、棚田の草刈り(雨天時は6月16日)

 ▶ 6月28日(土) 8:30~11:30(定例活動) 安全講習会(雨天時は6月30日)

 

・育成会の活動に興味のある方は、ぜひ体験参加してみてください。

・予定は急に変更する事がありますので、参加(見学)ご希望の方は必ず「お問い合わせフォーム」より連絡をしてからお越しください。

・道具類はお貸しすることができます。長そで長ズボン着用の上、軍手、飲物、タオルをお持ちください。

 


イベントのご案内「伐採&馬搬体験@創造の森」5/25(日)

緑豊かな共生の森【ナシオン創造の森】を人と馬の力で生き物の賑わい広場に!

森に馬がやってくる!

シェアホースアイランドの「風月号」がヒノキの丸太を運びます

 

【日  時】2025年5月25日(日)午前10:00~15:00

【場  所】ナシオン創造の森(西宮名塩駅から「東山台桜通り」沿いに徒歩約20分)

      「アクセス」のページをご覧ください

【募集人員】20名(先着順)

【対  象】中学生以上

【参加費 】2,000円(保険料込み)

【持ち物 】お弁当、飲み物、タオル、軍手、タオル

【服  装】長そで、長ズボン、帽子、運動靴

【当日の流れ】

 9:30~ 受付開始

10:00~ オリエンテーション&手のこ伐採体験

11:30~ 馬搬実演

12:15~ 昼休憩

13:00~ ヒノキのベンチ作り

14:00~ ねぎらいタイム

15:00~ 解散

 

【雨天対応】雨天中止の場合524日(土)に決定します

  (天候、馬の健康状態によりイベント中止となることもあります) 

【申込方法】下記のURLからフォームを開いて、お申し込みください

  https://forms.gle/YJaYPB48wryrECr37

  ※参加申込みにはグーグルアカウントが必要です。

  グーグルアカウントを作成されましたら、以下のグーグルアカウントアクセス事前確認テスト

  をお試し下さい

  (このテストではメールアドレスを含め、個人情報は一切収集されません)。

  https://forms.gle/SBb1fzz9X2XrwfZK6

  うまく行かない場合、それぞれのケースでさまざまな原因がありえますので、

  大変お手数ですが、下記のグーグルアカウントのヘルプセンターにお問い合わせください。

  https://support.google.com/accounts?sjid=5065428903952833353-NC#topic=3382296

【申込期間】4月15日(火)正午~5月15日(木)正午

【お問合せ】nacion.souzounomori.events@gmail.com

 

申込み期間中、クラウドファンディング同時実施しています。

 

https://camp-fire.jp/projects/835793/view

ナシオン創造の森育成会

初クラウドファンディング💓

まもなく開始予定!!

会員のみんなで力を出し合って頑張っています。

応援していただけると嬉しいです!

開始前にお気に入り登録もぜひお願いします。

 

 


活動の様子と森の様子のBlog

トライやるウィーク3日目 2025.5.14 

 

創造の森でのトライやるウィーク最終日、 創造の森で伐採作業を頑張った2人の生徒たちは、森のお楽しみを体験して3日間を締めくくりました。

 

まず、怪我のない一日を送るために準備体操をした後、冊子が配られました。表紙に「なわばしごの作製」とありました。午前中はさまざまなロープワーク体験をしました。

 

ロープは濡れると傷みやすくなるため、ブルーシートの上で作業します。材料を並べ、お手本を見ながら、「てこむすび」ではしごを作っていきます。育成会のメンバーもふだんロープワークをすることはないので、一緒に結び方を学びました。

 

簡単に見える結び方も、いざ実践となるとなかなか思うようにいきません。首をかしげながら育成会のメンバーが四苦八苦している中、コツをつかんだ中2の2人はスイスイと結んでいき、若い人の吸収の速さに驚かされました。

 

自分たちで作ったなわばしごを、高くて大きいアベマキの木の幹に設置し、実際にのぼってもらいました。木に結わえつけただけのなわばしごは不安定で、体が左右に揺れ、意外にのぼるのは難しい…と感じたのではないでしょうか。

 

なわばしご体験の後は、生活に役立つロープの結び方の講習を受け、何かを束ねるときに便利な「まきむすび」や様々なシーンで役に立つ「もやいむすび」などを習いました。

 

午後は、自治会館安心プラザにて、森で得られるどんぐりや、伐った木を薄く切った板を使った木工作タイムでした。うぐいす笛と鍋敷きの製作、そしてどんぐりを使った工作をおこないました。

 

うぐいす笛は、きれいな音が出るようにパーツを合わせる角度と位置の調整が大変でした。スギ板の鍋敷きでは電動糸鋸や手のこを使い、四角い板の形を整え、紙やすりをかけた後、バーナーで炙り、強度をつけました。売り物のような立派な鍋敷きができあがりました。どんぐり工作では思い思い自由な発想で、素敵な置物を作り上げました。

 

わずか3日間のトライやるでしたが、盛りだくさんの内容を安全にやり遂げました。2人の生徒さんは「体力的に厳しかった」「木を伐るのは、思っていたよりも難しかった」でも「楽しかった」「充実感があった」と話してくれました。でも、初日にはおぼつかなかったノコギリさばきも、2日目には要領を得て、木を伐る技術も上がっていました。今回の体験で少しでも森のはたらきや森を守る大切さや意味を学び、また森を守りに帰ってきてくれたら嬉しいです。

 

トライやるウィークは5日間の学習課程ですので、2人は残る2日、別の職場を体験するそうです。大変だろうけれど、有益な社会体験学習ウィークですね。6月のお礼訪問が楽しみです。

 

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トライやるウィーク2日目 2025.5.13 

トライやるウィーク2日目は、昨日の曇天とはがらりと変わり、真っ青な晴天。森では鳥のさえずりが出迎えてくれます。午前中は女性会員4名が指導とサポートに入りました。

 

まず、昨日と同じ斜面で中学生たちはイヌツゲ、ヒサカキなどの常緑樹を中心に伐りました。この斜面は今まで手付かずの森だったため、朽ちて落ちてきそうな枝がたくさんあります。木を伐るたびに枝葉が容赦なく降ってきます。樹々は高く伸び、それに蔓が絡まり、この斜面の空を覆いつくしほぼ見えない状態。

 

さて、この樹々を除伐したらどう光が差し込むのか、生徒たちにも想像してもらいました。

 

作業途中思いがけず発見したのは、幹の切り口の内側が黒く周りが白い幹、イヌエンジュでしょうか。まるでクッキーの様な綺麗な切り口です。

 

また、中学生たちは、細くて強い枝を伐り自分用の杖を作りました。こうして午前中はひたすら木を伐り続けお昼となりました。

 

午後は女性会員2名に代わり男性会員3名が参加。午前中の続きでひたすらイヌツゲの細い木を伐り樹々の隙間を作っていきます。どんどんできていく空間を風が通り抜けます。中学校の先生も見学に来られ、2人の上達した鋸の使い方や除伐の様子をカメラに収めていかれました。

 

早めに作業を終え、みんなで少し散歩。昨日散策したヒノキ林と今回作業したヒノキ林の繋がりを確認、また昔炭焼き窯として使われていた跡を見学、最後に上の山道から見た作業場所の光の入り具合を見て2日目を終えました。

  

3日目は早くも最終日。森の中でのロープワークと屋内でのウッドクラフトです。

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トライやるウィーク1日目 2025.5.12

私たちは、設立当初からの大きな活動の一つとして、トライやるウィークの中学生の受け入れに協力しています。環境教育の面からも、参加できる会員が総出で力を入れています。

 

心地よい風が枝を揺らし、昨夜の雨粒がパラパラと落ちてくるなか、塩瀬中学2年生男子2名のトライやるウィークが始まりました。

 

まず、浜ノ上代表が講義をしました。ナシオン創造の森育成会設立の経緯、国土の66%を占める日本の森の特徴、命の循環が途切れないように自然のバランスを保つことの大切さ、気候変動や大規模災害の原因の一つと考えられている、人間の身勝手な行動に思いを馳せましょうという内容でした。

 

その後、生徒たちと森全体を見て回りました。アリマウマノスズクサをはじめ、珍しい草花や樹木を大切にしていること、森を明るくして多様性を保つよう整備していること、また名塩和紙の原料であるガンピを育てていることなどをわかってもらえたことと思います。

 

昼食を挟んで、伐採の実習を行いました。雨上がりのきつい斜面での作業でしたが、育成会長老の指導で数本の木を切り倒し、森は随分明るくなりました。受け口、追い口も覚えたかな。倒した木の後処理をしつつ「大変ですねー」と言いながらも、二人はいい顔をしていました。

 

2日目も頑張りましょう!

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定例活動 2025.5.10

曇天のもと、15人が参加しました。3班に分かれて3か所で作業をしました。森の入口から棚田入口までのドンジリ川の土手に生えてくるオオキンケイギクの抜き取り、5/25にベンチ造りをする棚田の整備、そして馬搬で丸太を運び出すヒノキ林の整備です。

 

ドンジリ川土手班は、オオキンケイギクの駆除を行いました。オオキンケイギクは咲くと綺麗で見事ですが、生態系などに重大な被害を及ぼす生物として「特定外来生物」に指定されています。育成会では毎年GW後に咲き誇る花を駆除していますが、今年はまだ全て蕾の状態、他の花の咲いていないブタナやハルジオンと区別しながら探すのに苦労しました。毎年丁寧に根から抜き取りそれを続けてきた成果か、今年は随分数が減ったようです。作業時間もかなり短縮でき、他の班の手伝いに回ることができました。

 

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定例活動 2025.4.26

風薫る新緑の季節がやってきました。

本日の定例活動には何と18人が参加しました。近年では最多の人数です。

あと一か月に迫った「伐採&馬搬体験@創造の森」の準備作業が本日のミッションです。

イベント会場入り口付近の枯れマツの処理班、園路を塞ぐように倒れているソヨゴの処理班、馬の寝床用に棚田のササを刈って束ねる班、と言う風に3つの班に分かれました。。各班とも着々と仕事をこなして、最後は全員でイベント会場となるヒノキ林の整備に取り掛かりました。

ここは今までほとんど足を踏み入れたことのない場所なので、背の高いヒノキとサカキなどの常緑樹が多く鬱蒼としています。

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育成会の紹介リーフレット

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育成会リーフレット2021(外面).pdf
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育成会リーフレット2021(中面).pdf
PDFファイル 966.2 KB


環境省「生物多様性保全上重要な里地里山」に選定されました

 環境省は全国で500か所の「生物多様性保全上重要な里地里山」を選定しましたが、ナシオン創造の森がその一つに選定されました。

 西宮市のHPでも紹介されています。

 

 育成会結成から10年目にこのような里山に選ばれたことを光栄に思っています。

これからも整備作業に励み、ナシオン創造の森が次世代に受けつがれるよう頑張って参りたいと思っています。